【乳幼児連れ】エディオンピースウイング広島に行ってきた

スポーツツーリズム

広島市に開業した、新スタジアム「エディオンピースウイング広島」の、こけら落とし「Jリーグプレシーズンマッチ サンフレッチェ広島 VS ガンバ大阪」の観戦に行ってきました。

この記事では、新スタジアムの魅力と「もっとこうしてほしい」という改善点(注意点)を記していきます。
初めて訪れる方、乳幼児連れで今シーズンのサッカー観戦をされる方、特にサンフレッチェ広島の試合運営に携わる方に届けばと思っております。

所在地

施設名:エディオンピースウイング広島
住所:〒730-0011 広島県広島市中区基町15−2−1
URL:http://hiroshima-stadiumpark.jp

アクセス

これはもう多彩です。
まちなかスタジアムと呼ばれるだけあり、いろいろなアクセス方法があります。

路面電車、JR、アストラムライン、バス、徒歩、自転車、車あたりでしょうか。
スタジアムの南側からの来場者が約8割と予測されているようです。

我が家は広島駅ースタジアム間を、
往路:路面電車
復路:徒歩
で行き来しました。

行きの路面電車は狭いながらもベビーカースペースがある車両があり、車掌さんが案内してくれ非常に助かりました。
原爆ドーム前で降り、そのまま北上すると5分程でスタジアム到着です。

「原爆ドーム前」電停より北に伸びる公園内通路
市民プールを越えるあたりからスタジアムに繋がるスロープ(広め)
スロープを登りきるとスタジアムモニュメントとAゲートが見える

帰りの徒歩は路面電車沿いを進みました。
注意点は紙屋町西東の交差点で横断歩道がないので、一旦地下に降りることを余儀なくされることくらいです。
実は城南通りを進んだ方が時間はかからないのではと後から気付きました。

スタジアム外観

西:バックスタンド、南:サイドスタンド側より

まちなかに佇む感じ、川沿いから見上げる感じ、スロープを上がっていくと見えてくるエントランス。
とてもテンションが上がります。

流線型の屋根、外装が良い感じです。

ちなみに西バックスタンド側は本川が流れており、スタジアムと川の間はなだらかな芝生の土手が広がっています。豊田スタジアム横を流れる川手前の広場みたいな感じです。

我が家はこちらでシートを広げ昼食をとりました。
気候が良かったのでとても気持ちが良かったです。

入場

3階まではコンコースを1周できるのでどこから入場しても良さげですが、4階と5階は繋がっていないので入場口の確認は必須です。

また、再入場は入場したゲートからのみ再度入場が可能です。

ゲート周辺はこんな

コンコース

3階にスタグルのメインどころが集中しており、各店ものすごい行列をなしていました。
軽食の王道ポテトをメインに販売している店舗では約1時間待ちとのこと。

スタグルにこだわりがなければ、スタジアム外で調達するのが良さそうです。

ちなみに最寄りのコンビニはスタジアムから見えるところにはなさそうで、ローソンの広島寺町店か広島市民病院店かと思われます。

また、コンコースの幅は広いのですが3階に関しては飲食店の行列と、ところどころにビール売り子の周りにビール買い求める方で歩行可能な幅がかなり狭かったです。

客席

総座席数:28,500席
席種類:42種類

最大の魅力はなんといっても臨場感です。
ピッチから1番近い座席で約8mと迫力は十分です。

約7mのパナソニックスタジアムの3列目に座ったことがありますが、選手の芝を駆ける音、息、声がめちゃくちゃ聞こえるのでピースウイングも間違いなく聞こえるでしょう。

また、席種類がとにかく多く、跳ね上げ式の通常座席に加え、カウンター席やソファ席、個室等バリエーション豊かです。

3階:バックスタンドから
4階:北サイドスタンドより
5階:バックスタンドより

キッズスペース

3階にはキッズスペースがあります。

今回は試験運用ということで、
15組/セット(20分)、無料という条件で運用されていました。
特に年齢制限はありません。0歳〜小学生くらいの子供が入室し遊んでいました。

今後はどのように運用されるのか不明ですが、おもちゃ、滑り台で遊ぶ子供にとって20分が短いようで「出たくないー」と泣くお子様続出でした(我が子も例に漏れず)。

注意点(指定管理者への改善要望)

こけら落とし後の選手陣のスタジアムに対する感想はポジティブなものばかりでした(当たり前かもしれませんが)。

もちろん選手にとっては最高の環境かもしれません。
多くの観客にとってもそうでしょう。

しかし乳幼児連れ、一部観客からするとまだまだ良くなる伸びしろがたくさんありました。

以下は素人ながら気付いた点です。
是非来場される方はご参考ください。

①ベビーカー置き場
ベビーカー置き場は2階のAゲート、B1ゲート側の2箇所にあります(他の階にはありません)。
我が家はAゲート側に置きました。
Aゲート側に置いた際の注意点は、ベビーカー置き場そばの壁面が、サンフレレジェンド選手の盾が飾られていることです。
当然、サンフレサポ・ファンやサッカーファンなら写真におさめたいところ。
写真を撮る人とベビーカーを置く人ではちゃめちゃになっていました(警備や案内される人はおらず)。

また、ベビーカー置き場はゲート外にあります。
つまり、入場前(チケットを持っていない人も通行できる屋外)に置いていくことになります。
どうしてもゲート内へ持って行きたい場合は「折りたたんで座席下に収納してください」とのことでした。
それはおそらく厳しいです。

ベビーカー置き場:奥側壁面にレジェンドの面々 ベビーカー横のバーが台数増えるにつれ右へ右へとズレていく仕様

②エレベーター
屋外(2階A、Dゲート側)にはエレベーターがありますが観戦者は使用できないとのこと。
基本的には関係者用で、このエレベーターを使用し昇るとゲート内へ繋がっているため入場していない、もしくはチケットを持っていない人がスタジアム内に入れてしまうとのこと。

③授乳室
授乳室は2、3、5階にあります。
室内は、手前がオムツ替え台×2(ゴミ箱×1)とシンク(通常蛇口と熱湯用蛇口、台上にAED×1)、奥のカーテンで仕切られたところに授乳室×2があります(2箇所行きましたが同じような仕様でした)。

これは本当に残念だったのですが、5階を使用した際どちらの蛇口からもお湯が出ませんでした。
どうやら給湯器の電源が入っていなかったようで、シンク下の給湯器電源を入れ10分程で19℃までしか上がらずミルクを飲ませるのにかなり苦労しました。

熱湯用(95℃設定)蛇口:お湯の出口が見えにくく調乳しにくい。指にお湯がかかり火傷の危険性あり(商業施設ではあまりみないタイプ)
シンク下の給湯器:1時間以上経過でようやく89℃

また、試合後オムツ替えに同じく5階授乳室に立ち寄った際、外にいたサンフレ従業員に「男性の入室はお断りしているので出ていただけますか?」と言われました。
そういうルールなのかと質問したら「どうしてもここでオムツを交換しなければならいようでしたら、この後使用される方に待っていただきます」との返答。
男性入室禁止の掲示はどこに(奥側授乳室)もなく「男性のみで乳幼児を連れてきた場合、今後のスタジアム利用のため教えていただきたい」旨を伝えたら「そうですよね、私の知識不足でした。どうぞご利用ください」と言われ去られました。

もうこれはほぼ愚痴なのですが、一体どうなっているんだと。
サンフレッチェ広島は指定管理者として新スタジアムを運営していく立場にあるのだから、この辺の取り決めを曖昧にせず、そして誰もが快適に使用できるよう是非改善をしていただきたい。

④大型ビジョン
北サイドスタンド(アウェイゴール裏)上部のビジョンにはスコアのみの表示しかされていませんでした。
南サイドスタンド(ホーム)側のビジョンは試合経過が分かる時計、スコア、両チームの選手名が表示されています。
つまり、ホーム側の、特にゴール裏の客席が1番洗礼を浴びるという仕様。
これはホームスタジアムで応援する側としては納得できない仕様です。

大型ビジョン:時計表示は片側のみ

⑤客席
スタジアムの構造上、外壁で完全に覆われておらず南サイドスタンドとメインスタンド、バックスタンドの間が空いており風の抜けが良いです。
選手的には良さそうですが、観客的(特に対角)には風がまともにあたります。
後半途中からなかなかの冷えを感じました。
これはもうどうすることもできないので、冬場やナイトゲームに行かれる方は防寒対策を忘れずに。

⑥3階コンコース
上記「コンコース」でも触れたように、飲食店待列とビール売り子よりビールを購入する人たち(列を作ったり、円形になったり様々)で通路幅がかなり縮小されていました。

飲食店はロープパーテーションを使用して折り返し列を作らせ通路幅確保に努めていましたが、売り子側は当然固定の場所にいるわけでもないのでこの辺をどう管理、ルール策定をするかが運営の課題ではないでしょうか。

⑦4、5階通路は1周できない
自席を確認し昇らないとかなりの移動を強いられることになります。
特に5階はメインスタンド側とバックスタンド側しかないので要注意です。

まとめ

全体的には非常に素晴らしいスタジアムで再訪したいと思っています。

試合の臨場感とロケーションの良さでワクワク感がかなり高まり、満足度は高いです。

後は注意点でも触れたように運営の仕方の問題かと思いますので、ぜひ株式会社サンフレッチェ広島には頑張っていただき誰もが快適に利用できるスタジアムに育てていっていただきたいです。

ホームチームを応援する方々はもちろん、アウェイチームを応援する人たちも新スタジアムは楽しみで仕方ありません。
また、アウェイ側はそんな広島の新スタジアムに行ける機会は基本的には年1回です。
※J1の場合

運営側だけでなく、我々利用者側もどんどん提案して共に最高のスタジアムにしていければ良いなと感じています。

今シーズンから新たな楽しみを提供してくれる広島にぜひ足を運んで、Jリーグを盛り上げていきましょう。

この記事がお役に立てば幸いです。

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